東洋整体蘇生術では、腹部の調整を重視します。
お腹には様々な臓器があり、体全体の健康と深くかかわっているからです。

でも、「整体でお腹を?」と不思議に思われる方もあるかもしれません。
従来のあんまや指圧では、お腹はあまり触ることがなかったので、うなずける感想です。

腹部の整体はなぜ必要なのでしょうか?

腹部には、内臓がそれぞれ決まった位置に収められています。そして、各臓器に血管、神経が通じています。本来この位置は決まっているのですが、体質や年齢の影響で、下がってしまうことがあります。内臓が下がると機能のバランスが崩れ、病気の原因になります。

内臓の機能が低下すると、「内臓体表反射」が現れ、筋肉や神経に緊張が生じ、病気や不調を教えてくれます。つまり私たちは、内臓の不調を、筋肉や神経の痛みとして感じることが多いということです。
例えば、女性は生理痛を腰痛として感じ、すい臓の異常は背中の痛みとして現れます。
それらの痛みがあれば必ず内臓の重篤な疾病があるというわけではありませんが、少なくとも何らかの内臓機能の低下を考えなければいけません。

そして、筋肉や神経の緊張は、腹部の血行を阻害すると共に、背中、腰、脚などに痛みを生じさせます。
腰痛の場合、腰の筋肉を弛めれば症状は改善するのですが、背中側からでは弛めることができない筋肉があります。
大腰筋はその一つです。
これらの筋肉はお腹側から押圧し、弛めなければいけません。
実際、ひどい腰痛でも、お腹の整体をしただけで少し軽くなるということはよくあることです。
ですから、腰痛やひざの痛みの治療に腹部の整体を取り入れる必要があるのです。

また、下痢、便秘、胃炎など内臓の病気の原因の一つは血行が悪いことにありますので、腹部の整体により筋肉を弛め、血行を促進することができれば、それら内臓疾患の回復の助けにもなります。

こうした理由で、腹部の整体が必要です。

どのように腹部を調整するのでしょうか?

東洋整体蘇生術の技術で、安全、安心な腹部の調整を行います。
それには、お腹だけでなく、脚や背中、胸の神経や筋肉の調整が含まれます。
お客様からは、お腹の調子が良くなったとか、冷え性が改善されたとの声をよくうかがいます。

内臓はストレスや疲労が知らず知らずのうちに蓄積されていくところのようで、自律神経の不調を招きます。
食習慣を見直し、健康の柱の一つである、お腹を毎日の生活でも大切にしたいものです。
お腹の調子が良いと、腰、脚も楽に過ごしやすくなるでしょう。

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