不眠症で悩む人は背中が固い
整体をしていて気づく傾向の一つに、
「不眠症で悩まれる方の多くが、背中が固い」
というのがあります。
それも、ハンパな硬さじゃありません。ガチガチです。
特に、背中の上半分、左右の肩甲骨の間です。
背骨のこの部分は自律神経と深いかかわりがあるので、固くなると睡眠にも影響するのです。
では、なぜ背中が固くなるのでしょうか?
昨日の研究会で一つの原因を学びました。
首の骨の圧迫が背中に影響します
ある、不定愁訴で悩んでおられるお客さんの例です。
長年、不眠を始め吐き気、ふらつきなどで悩んでおられます。
X線検査で頸椎から脊柱も検査しましたが、医者の診断は「異常なし」
そこで、私の整体の先生の所に来られたそうです。
X線写真も持参されたので先生が見ると、確かにおおむね良好な骨格で、整形外科的には問題なしと判断されても良いものだったそうです。
しかし、頸椎の1,2番あたりに圧迫があり、そのため首の後ろ、うなじのあたり(aの部分)に筋肉の炎症が見受けられました。
この部分を通る神経は背中につながっているため、背中の筋肉(bの部分)もガチガチです。
ご本人が試しに市販の消炎剤を服用し、氷で首の後ろを冷やすと、症状は楽になられたそうです。
しかし、薬の服用をやめるとまた元に戻ります。
頸椎の圧迫を取らなければ根本的な解決になりません。
整体による治療が始まったところのようですが、筋肉、神経の調整と頸椎の矯正を繰り返し、頸椎の圧迫を取ることと、背中の筋肉を弛めることで不眠も含め、徐々に軽くなられることと思います。
整体によって自律神経がどのように整うかを示す好例と思いました。
私の妻は慢性的な不眠ではありませんが、眠りにくいことが時々あります。
そして、妻は慢性的に首が悪く、背中もとても固いです。
それでも私がたびたび整体をするので柔らかくなったほうです。
今では、早めに整体をするので睡眠の質も安定しているようです。
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