10年以上前のある大学の社会学研究所の調査を最近目にしました。

「回答者の74%は陰気な人たちと仕事をしたがらず、69%はそのような人と友達にならない。」

回答者がこう答える理由の一つは、暗い人は隠し事をしているとみなされることが多い、という点が挙げられていました。

確かに、政治家,ビジネスマン,人気歌手,テレビのアナウンサー,また広報,販売,営業の人などは笑顔を見せることが多いですし、笑顔はその働きをいっそう引き立てます。

しかし、笑顔のチカラは好感度を得る、というところにとどまらないようです。

笑顔は自分の力になる

研究者たちの発見として、微笑むと脳に達する血流が増えるのだそうです。
そのため、気分も良くなります。

実際、ある実業家は、

「笑顔の気分でないときもほほえむようにしています。とにかくほほえむと、内面で変化が生じるのを感じ、本当に気分が良くなります。」と語ったそうです。

司馬遼太郎さんの忍者物の小説に(題名は失念しました)、忍者は圧倒的多数の敵に囲まれたときに、暗闇の中でまず「ニヤリ」と笑う、というようなことを読んだことがあります。
無理してでも笑うことでチカラを発揮できるよう自分を整えて、窮地に対処するんですね。

気分が笑顔でないときにさえこれほどのチカラがあるのなら、体調が良く、気分も爽快な時に思わずこぼれるほほえみは一層その人自身を築き上げるのでしょうね。

急な暑さと湿気で少々バテ気味でしたが、お客様とは自然な笑顔で向き合いたいと、改めて考えました。

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